結婚指輪は、何度も繰り返し購入するようなものではありません。一度購入すれば、長い間身につけるものです。
結婚指輪の選び方が分からないという人は、まずは基礎知識を身につけましょう。ここでは、購入前に知っておきたい結婚指輪の選び方から費用相場まで、詳しくご紹介します。
婚約指輪と結婚指輪の違い
婚約の際に、基本的に男性から女性に贈られる指輪を、婚約指輪といいます。婚約指輪は婚約の証であり、結婚後につけても問題がないため、日常使いする人もいれば特別な日にだけ身につける人もいるようです。対する結婚指輪とは、結婚の証に身につけるものであり、男女双方がそれぞれ指輪を身につけます。つけ外しが自由な婚約指輪に比べ、結婚指輪は特別な事情がない限りは常に身につけるものです。そのため、気に入ったものを選ばなければ、数年後に後悔してしまうかもしれません。
婚約指輪も重要ですが、結婚指輪を選ぶ際には、後悔がないようによく吟味することが大切だといえます。
結婚指輪を選ぶ際のポイント
一生に一度の買い物となる結婚指輪ですが、後悔のないように選ぶには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。ここで、具体的なポイントを3つご紹介します。
1.デザインに注目
結婚指輪を選ぶ際には、まずはデザインに注目しましょう。結婚指輪は常に身につけるものであるため、ふとした瞬間にも目に入ります。気に入ったデザインでなければ、身につけることが苦痛に感じられてしまうので、好みのデザインを選択するようにしてください。
結婚指輪のデザインは、極力シンプルなものを選んでおくと良いでしょう。こだわりを持って豪奢なものを選ぶと、壁にぶつけて指輪がゆがんだり、石が外れたりしてしまうことがあります。仕事や家事がスムーズに行えるように、頑丈でシンプルなデザインの指輪を選んでおくと安心です。
2.つけ心地をチェック
同じデザインの結婚指輪でも、太さや幅によってつけ心地は異なります。結婚指輪を購入する際には、目で見るだけでなく、必ず試着をしてつけ心地を確認しておきましょう。リングの断面が真四角に見える「平打ち」や丸みを帯びて見える「甲丸打ち」など、リングの形状にもいくつか種類があります。指の太さや形状によってもつけ心地は異なるため、人が気に入ったリングでも自身の指には合わないこともあるでしょう。
結婚指輪を購入する際には、気に入ったデザインの指輪を一通り試着させてもらってください。
3.サイズに注意
結婚指輪は数十年に渡って身につけるため、指のサイズが合わなくなってしまうことがあります。特に女性は、出産前と出産後では指のサイズが変わって、指輪が合わなくなってしまう可能性が高いです。基本的に指のサイズが大きくなることが多いため、結婚指輪の購入時に少し大きめのサイズを指定する人もいますが、おすすめはしません。
大きめのサイズの指輪は抜け落ちやすく、クルクルと回転してしまうため、常に向きを気にかける必要があるからです。サービスの行き届いたジュエリーショップでは、結婚指輪のサイズ直しを格安料金で請け負っています。一度のサイズ直しであれば無料で対応してくれるようなサービスもあるので、結婚指輪の購入時には、自身の指にピッタリ合うサイズを選んでおきましょう。妊娠して結婚指輪が指に合わなくなったと感じたら、チェーンに通してネックレスにしましょう。出産後に体重が戻ったら、再び指につけられるはずです。
結婚指輪の費用相場
結婚指輪の費用相場は、年代によって異なります。20代のように若い世代なら、結婚指輪2つで20~30万円程度、収入の安定した30代であれば、30万円前後、収入に余裕のある40代以降は、40~50万円前後が相場となっています。
安くとも上質な指輪はたくさんあるので、価格にこだわる必要はありませんが、数千円程度の極端に安価な指輪を選んでしまうと、形状が歪んでしまったり金属が色褪せてしまったりすることがあります。結婚指輪を長く大切に身につけたいという人は、ある程度の品質を保った10万円以上の結婚指輪を選んでおきましょう。